人気ブログランキング | 話題のタグを見る

080913 グーグーだって猫である-大島弓子の世界-10

・・さて、前回からまた追加で大人買いしたので、大島サンのマンガが続々届いています。でも今大変困った状況にあります。前回では「秋日子かく 語りき」から、作品を遡っていこうと思ったのですが、それ以前に(まだしっかり読んでいませんが)「ロスト ハウス」とか、「つるばらつるばら」、「ロングロングケーキ」(←これは読んですごいと思った) など文庫のタイトルにもなった作品があるのに、これを飛び越えて遡るなんてできない、と思ったわけです。(このあたりの気持ち的には、あの作品を見逃して・・という後悔の予感がしてならない所からきているのです)

かといって、初期から見直すという方も作品が手元に無い場合、記憶も全くうすれているので記事にならない気がします。しかしながら、こちらの方式のほうが正攻法である事にまちがいないし、新たにコミックス化されてくる可能性も低いわけ(絶版が見つかる事が、あるかも知れませんが)なのです。ということで多少不安はありますが、私が見た初期作品からなぞって見ていきたいと思います。

ところで今回いろんな人のブログや作品リストの確認で参照させて頂いている「White-Field」さんをはじめとするHPを見ました。2チャンネルの部分的なスレや、男の読者も結構いることに感心したり、コミックス未掲載作品を見る為に国会図書館に行くという(そこまで! というかある意味羨ましい)人もいたり、コミックス未掲載作品の復刊を望む人達などがいたりして、大島ファンの熱い想いを再確認しています。

080913 グーグーだって猫である-大島弓子の世界-10_f0005116_23282941.jpgということで「秋日子かく 語りき」は、それまでお預けなのですが、実はこの単行本(ASUKAコミックスでない方の「秋日子かく 語りき」/初版2003)には大変な「おまけ」がついています。それは大島サン自身による作品の思い出や解説があるからです。(写真は本の裏表紙となります)
角川の本へ大島サンが作品を描くのは「秋日子かく 語りき」が最初の作品(月刊ASUKA/1987.01/角川書店)となったということで、これを2003年にASUKAコミックスからあらためて単行本化した際の企画だったのでしょう。(こういうのは他社にはみられないところ)

この本人よる作品解説には「ポーラの涙」(1968.04)から、「すばらしき昼食」(1991.06)までが部分的に選択して載っています。こういう企画は今後もまたやってもらいたいところですが、その中の話もとりまぜて行きたいと思っています。
ということで、思いつきでいろいろ話の進行が変わるのがウチのブログの特徴ですが、次回からは初期作品から見ていく予定です。(たぶん・・。) 長期化しそうなので、滞っている続き物も時々織りまぜながらして行かないととも思っています・・ハイ。(汗;;)
by ttru_yama | 2008-11-09 00:47 | 大島弓子
<< 081112 トモガキ ~ちば... 080913 グーグーだって猫... >>