今日は七夕でしたが、夕方1つ南にみえてた星も雲にかかってしまいました。織姫でも彦星でもなかった様でしたが、あれが本日唯一の願い星だったなら惜しい事をしました。(笑) ということで今日は07.07.07と続くので何か書いておきたい気分です。
(ぜひリンク引用した方のページをひらいて見てください)「
星に願いを」(When You Wish Upon a Star)は、ディズニー映画「ピノキオ(1940)」のあまりにも有名な挿入歌ですが、そうはいいながら映画を見たのは小学校の頃で、「暴れくじら」からの脱出シーンを辛うじて覚えているだけで、ほとんど記憶になく、お まけにこの素晴らしい曲の事も、その当時は全く映画の中に流れていた記憶が無いのです。
後年、映画音楽というジャンルから大好きになった曲ですが、どんな場面に流れていたかはさっぱりなのでした。「これはイケナイ」、今日は七夕だからいうことで、DVDを買ってきました。(レンタルじゃ無かった所に少しこだわりが・・)
実際見てみるまでは物語の途中で、妖精から良心の役を請けおったこおろぎのジミニー・クリケットが、ピノキオがくじけた時に勇気を与えるために歌う歌なのかな、と勝手な想像をしていたのですが(物語中にも曲がほんの少し流れはしますが)、主体はオープニングとラストに使われています。まあ最初のはゼペットじいさんの願いを象徴していて、ラストのはピノキオ自身の願い(どちらも本物の子供になる願い)を表しているように、私には思えました。
あの時代のアニメーションでこれだけの表現(なめらかさや、波や鯨の暴走シーンなど)が出来るのはすばらしかったのですが、そこまで出来るのならもう少しだけ、ピノキオとジミニーとの衝突する場面(良心とのせめぎ合いというテーマ)を掘り下げて欲しかった、と思うのはこちらが大人になって見方が厳しくなったせいでしょうか。そんな感じもあって、もしこの曲がなければこの映画も、ただの冒険物語ぐらいで終わっていた気もするのです。「白雪姫(1937)」もそうですが、映画における音楽の力はすごいものです。また曲の邦題を「星に願いを」というタイトルにしたセンスの良さも光っています。そして日本語版はナントE.YAZAWAさんが歌っているのですね。