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0910-「20世紀少年」の町-180 (南吉生誕100年-42)

南吉生誕100年-リーフレット-4(2012.12以前~)

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こちらは半田市の、「南吉生誕百年」のリーフレットのおもて面ですが、1月になると左部のポスターが、今年1年通していろんな所で見られるようになりました。(このリーフレット自体は、少し遅れて出てきた?ように思います)

この写真にある南吉の立っている場所は、南吉の母校・半田第二尋常小学校(現・岩滑小学校)の理科室の前の廊下だそうで、南吉が中学校卒業後の半年間、代用教員をしていた時に撮ったものです。写真には服の左上から斜めに「新美正八(しょうはち)」と本人の署名が書かれています。

なぜ署名があるかというと、その年(昭和6=1931年)7月1日に学芸会があり、南吉の創作劇に南吉の最初の恋人・木本咸(みな)子さんの弟が出演しており、それを観に来てくれた咸子さんへ南吉がお礼の手紙を書き、その中に写真も同封したからです。

そして南吉は写真について「この写真は、骸骨のような顔に写っているが、僕のとても好きな写真です」と書いています。手紙にわざわざ写真を付けて送ったのは、自分も咸子さんの写真が欲しかったのでしょうね。二人の交際は昭和10(1935)年の夏まで続きますが、南吉の性格も災いしうまくいきませんでした。

話がそれましたが、リーフレットの右側は生誕100年の記念行事一覧で、3/22の没後70年の命日から、12月のフィナーレイベント(予定)までが掲載されています。

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そして裏面は岩滑地区の関連マップで、東は生家から西は南吉記念館までを掲載しています。このマップで矢勝川の堤が真っ赤になっているのは、200万本の彼岸花の分布を表しています。

マップが出てきたことのついでに、「新美南吉顕彰会」さん発行の「南吉のふるさと 半田」という、A2版を12折りしたパンフレットを載せておきます。

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こちらはそのおもて側で、上半分が岩滑地区マップ、下半分が南吉の年譜となっています。(折りたたみ式なので、実物では下半分が逆さなのですが、読みやすいように上向き表示に直しています)

そしてその裏面は、以下となります。
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見ての通り、もう少し地域を広げた拡大マップで、半田市の南吉ゆかりのコース散策にはうってつけのマップです。ところで今気付いたのですが、これには4月に出来た半田口駅の、「ごんぎつねの駅」の看板写真も載っていますね。エライ! (笑)

ということで、南吉の好きな牛の如く、ででむしの如くブログはノロノロと進んでいます。(南吉っさんて、うし年ですってね)
by ttru_yama | 2013-11-30 23:00 | 新美南吉
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