今日は「20世紀少年の町 番外編」として、TDR(東京ディズニーリゾート)へ行ってきた感想です。前回TDRへ行ったのは2001年9月にディズニーシーが出来た2ヶ月後のことでした。
9年前のことですが今回と比較してみて、つくづくあの國は楽しいけれど、その一方「オソロシイトコロ」だと実感したのでした。(20世紀少年の「ともだちランド」もそんな面があるけど)
前回は都内の安価なホテルで1泊して「シー」と「ランド」を見たのです。もちろんすでにアンバサダー、ミラコスタという直営ホテルが運営されていたのですが、高価すぎてオフィシャルホテルでさえ手が出なかったのです。
ところが年月とともに世間の流れも、TDRの敷地内のオフィシャルホテルに泊まるということがもはや当たり前となり、今では直営のディズニーホテルに泊まることさえ、ごく一般的となってきています。そしてそれが非常に人気なのです。
というわけで今回財布をはたいて泊まったのが、2008年に出来たディズニーランドホテル(写真はホテルから見たディズニーランド)なのでした。直営ホテルやオフィシャルホテルの「バケーションパッケージ」を選択した方なら分かると思いますが、そこでは「金の力」というものの恐ろしさを目の当たりにします。1回抽選のみでなかなか取れないショーの予約や、ファストパスが数枚、すでに組み込まれているのです。
「えっ、そんなこと常識だよ」って言われるかも知れないですが、その利便性には甘んじながら、何か心からなじめない気持ちもあるのです。ディズニーランドホテルはもちろんディズニーランドの正面にあり、ホテル客は広々とした正面ゲートを占有し、一般客は左右のゲートに別れて入場待ちをします。そして時には一般客より早く入場できる時もあります。
そんなこんなで、「夢の國」で皮肉なことに「資本主義の現実」というものをしっかり教えられたのでした。ただ私はこの國の(単なる)「一口株主」でもあるので、経営的には利潤をあげてもらわねば困るのですが・・。