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1211-1302 フェルメールの少女、12年越しの再会-8

f0005116_10502381.jpgえー、フェルメールに戻りまして、「12年越しの再会-4」の「天秤を持つ女」から、九州へ「真珠の首飾りの少女」を経て、また最初に「真珠の耳飾りの少女」を見た、大阪市立博物館まで遡ります。

ということでこの初フェルメールの時の少女の印象は、小さな絵の前に人山が取り囲んで、最前列に並んでいても立ち止まれないので、落ち着かなかったということです。(笑)

(そしてこれは今も同じですが) 図録などのアップでの画像に見られる、少女の顔の絵の具の「ひび割れ」は、何故実物では確認できないのだろう?ということや、こちらが移動しても少女の眼はずっと追ってくること、そしてフェルメールが描いて以来ずっと時間が止まってしまっていて、こうして時を越えて僕らの時代にやって来てくれたのか、みたいな感動だったでしょうか。

f0005116_1140252.jpgそして昨年11月の再会時に戻りまして、神戸展のリーフレットです。
今回は平日だったためか、そんなに混み合わずに観ることが出来ましたが、混雑解消の方法として、並んで観る行列とその後方で遠巻きに観るパススルーのエリアが設けられていたことに感心しました。(要するにじっくり見たい人だけ、並んでということです)

今回の観賞ポイントも相変わらずの「ひび割れ」(笑)と、TVの番組でやっていた(この画像では難しいけど)、絵に向かって右口元の白い輝点(これによって少女が生き生きとして見える)でしたが、ひび割れは最後までよく分からりませんでしたが、口元の白点は何度か見直し確認出来ましたね。

まあ、元が44.5×39cmの絵ですから、ひび割れは本当に目をくっつけて見ないとわかりませんね。しかし真珠の輝きと質量感はよく分かりました。
映画「真珠の耳飾りの少女」では、メイドのグリートが耳たぶに穴を開け、耳飾りをつけるのですが、結構重かったのではないでしょうか。

「牛乳を注ぐ女」(1658-60)が永遠に牛乳を注ぐ様に、耳飾りの少女は永遠に時の彼方から、12年後も同様にこちらの世界を見続けています。
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by ttru_yama | 2013-01-27 21:00 | ギャラリー

0910-「20世紀少年」の町-142(南吉生誕100年-5)

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ついでに安城市の、新春南吉イベントをもう一つ紹介しましょう。写真はこの1/19安城市昭林公民館にて行われた、「新美南吉絵本大賞表彰式」の会場ロビーの様子で、手を振っているのが南吉生誕100年マスコットキャラ・「(南吉仕様の)着ぐるみサルビー」です。(安城市の市の花がサルビアのため、サルビーが愛称となったもよう)

そしてサルビーの右に切り出したのが、南吉童話の絵本用原画を全国募集(2012.6.1-9.30)した、昨年のリーフレットです。これにアメリカ(1)オランダ(1)含め全1412件の応募が有り、当日その表彰式と絵本「ごんぎつね」の挿絵で知られる、黒井健氏の講演会が開催されたのでした。
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その表彰式に先立ち、安城市少年少女合唱団による音楽物語「ごんぎつね」が披露されました。童話「ごんぎつね」の朗読をはさみながら、その情景を歌でさらに拡げるという内容です。

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その後に表彰式があり、みごと大賞に輝いたのが童話「二ひきのかえる」の挿絵を描いた、渡辺さんの作品(写真)です。

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表彰後に審査委員の講評があり、そのあと絵本作家・黒井健さんが、自身でも絵本作家としてターニングポイントとなった、南吉童話「ごんぎつね」との出会いと、南吉の故郷半田市を訪れた時の思い出、「ごんぎつね」の挿絵の一枚一枚に込めた思い等を、「ごんぎつね」以前に描いた「手ぶくろを買いに」と、「ごんぎつね」後に描いた「手ぶくろを買いに」の挿絵二つを、比較しながら話されました。
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by ttru_yama | 2013-01-20 22:00 | 新美南吉

0910-「20世紀少年」の町-141(江ちゃん里帰り-新・長浜編-7/南吉生誕100年-4)

f0005116_734194.jpgさてフェルメール、もう一回お休みして新美南吉生誕100年の話にしましょう。

前回は生誕地・半田市の記念館の話題でしたが、こちらの記念パンフレットは、多くの作品を生み出した安城高女教師時代、すなわち安城市が昨年12月に発行したものです。そして南吉のかざしている本は、安城市を潤す明治用水を開発した都築弥厚翁の本です。

これが無料ながら16ページもので、なかなか内容が詰まっており、安城の南吉めぐりをするにはいい冊子です。

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こちらは市内ではすでにおなじみになっている、いわゆる「南吉バス」ですが、市内巡回バス(あんくるバス)の中で、1台だけ南吉仕様にして平成23年3月より走っています。

ちなみに「10」と書いてあるのは路線番号で、JR安城駅、市役所などで見る事できます。運転手さんの左下は、安城市のマスコットキャラ「サルビー」(クリック拡大)の南吉仕様で、キツネの耳とシッポが付いています。

(と、ここまでで・・以下は、近日更新します。)
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・・の続きですが、こちらは「ウォールペイント」事業なるもので、昨年11月末完成した安城駅西駐車場の壁画です。「ガア子の卒業祝賀会」「二ひきの蛙」「うた時計」「みちこさん(ミチコサン)」「木の祭り」「赤いろうそく」「巨男(おおおとこ)の話」「ごんごろ鐘」等が、女性を含む5人の絵描きさんによって、全体のタッチを合わせて描かれています。

ちなみにこの「ウォールペイント」事業は、すでに一昨年(2011年)夏ぐらいから、駅前商店街の壁を飾っています。先が長いのですが、これもいつか紹介したいと思います。
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・・と、これは里帰り編ではないですが、今年1/10犬山での仲むつまじい?、浅井親子の羽根つきの様子です。しかし健闘むなしく浅井親子・於大様ちーむは負けてしまいました。残念。(笑)
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by ttru_yama | 2013-01-14 08:40 | 新美南吉

0910-「20世紀少年」の町-140(江ちゃん里帰り-新・長浜編-6/南吉生誕100年-3)

ちょっとフェルメールを中断して、(江ちゃん里帰り-新・長浜編-6/南吉生誕100年-3)に戻ります。
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と言いますのは、今年2013年7月30日は新美南吉生誕100年となり、昨日1月5日と6日はその開幕祭ということで、新美南吉記念館において記念イベントが開かれたからです。
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オープニングセレモニーの最初は、半田市立青山中学校吹奏楽部による「さくらさくら」「朧月夜」「故郷」のメドレー演奏ではじまりました。全員生誕百年のはっぴ姿での演奏です。
(ちなみに新美南吉記念館は、地下にあるので演奏しているのはその地上部になります。)
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ところでこちらは「あいち戦国姫隊」の今年1/4の初演舞(岡崎)で、中央が江ちゃんですね。南吉イベントで何を唐突に、と思うかも知れませんが、実は吹奏楽部の次の曲目は、なんと大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」オープニングテーマ曲だったからです。

そう、江ちゃんが最初に嫁いだ尾張大野(常滑市)は、半田市の隣街で南吉作品「おぢいさんのランプ」の舞台でもあります。当ブログとしては、この選曲に大拍手です。(笑)
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続いては子供達による「こぎつねたちのおどり」です。舞台の周囲にもお面をかぶった、小狐たちが踊っています。
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この後は記念館のリニューアルオープンのテープカットがあり、館内エントランスに新しく置かれた、ステンドグラス「南吉のふるさと」が除幕されました。ステンドグラスといっても窓にはめ込まれているものではなく、記念館の採光窓に入ってくる地上光を、グラスの裏にある鏡で反射するものです。

見ればいろんな南吉作品の情景や、ふるさと岩滑(やなべ)の風景が思い起こされます。ちょっと暗いですが中央部のおぢいさんのランプ解りますでしょうか。(まあ現物を見に行ってください) あと緑の線は岩滑の山、青い線は矢勝川だそうです。
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そして地上の広場では「ごんぎつねと六地蔵」のオブジェも除幕されました。この六地蔵の影からごんは、兵十の母親の葬列を見ていたのでした。
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そして吟醸酒「南吉の里」の鏡びらきが行われた後、半田市板山地区の板山万歳が披露され、その後に餅まきが行われました。これにはマスコットキャラの「ごん吉くん」(右端)も参加しています。

あっと、あと大鍋で煮た「ごんなべ」(豚汁でしょうか)が振る舞われましたが、イベントを追うのが忙しく、餅もごんなべも見ているばかりでした。
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by ttru_yama | 2013-01-06 02:00 | 新美南吉