<   2011年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

「コクリコ坂から」-7

f0005116_1051398.jpgというわけで、これが前回「耳をすませば」の広告があった雑誌のおもて表紙です。このように「ジブリ」からファン向けに毎月発行される小冊子(年間講読、¥2000)があったんですね。(今回は原作本を買ったおまけでもらえました)

3月11日の震災が映画「コクリコ坂から」の制作に、大きな影響をあたえたことは、すでに書きましたが、駿サンの憤りの矛先は「原発反対」に向かったようです。写真のプラカードは、たまたま社員が6月にあった原発デモに参加した時のものを、駿サンが借りてスタッフと犬合わせて4人と1匹で東小金井のスタジオジブリ周辺を回った時のもののようです。(残念ながらあまり観衆はいなかったようですが)

この本「熱風」の今月の特集は「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」ということで、以前から鈴木サンも駿サンも原発については一家言持っており、識者との座談会はなかなかの内容です。

f0005116_9181448.jpgおまけのついでに、スタジオジブリの図書目録(2011版)ももらいました。縦9cm・横6.7cm、厚さ4cmという豆本ですが、ナウシカ、トトロ、宅急便、もののけ姫、アリエッティ、ポニョ、コクリコまでジブリの手がけた出版本の広告雑誌です。

そんなこんなのおまけ話でまた次回です。(笑)
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by ttru_yama | 2011-09-25 09:45 | 本・映画・ドラマ

「コクリコ坂から」-6

f0005116_3343934.jpgまた、「コクリコ坂から~ヨコハマガイド~」の画像を参照させて頂きながら話を進めます。
最上段の絵はコクリコ坂頂上付近で、左に洋館も見られますが、海の家はもうすこし坂の上あたりになります。

こんな急坂を俊は、自転車の後ろに海を乗せてフルスピードで駆け下るのですが、細かいことをいうとちょっとありえません。
というのは、俊は学生鞄を持ちながらハンドル・ブレーキをかけるわけですし、海は買い物かごを左腕に掛けて横座りしてるのですから、事故らないのが不思議です。ちなみに原作では自転車のシーンはありません。そして下町の商店街の肉屋では、俊は海にコロッケをおごっちゃうのでした。(下段左の絵)

f0005116_4521127.jpg前回も言いましたが、ジブリ映画には2人乗り自転車シーンは必須です。(笑) そうそう、あの「耳をすませば」でも、イタリアに旅立つ聖司が、ラスト近くで雫を自転車に乗せて走るシーンがあったようです。

もっともこちらは、「秘密の場所」に向かって、坂を登って行くのですが・・。(実はあまりおぼえていないので、またテレビ放映があるとき確認しておきます。 ^^; )

「耳をすませば」も、駿サンの脚本でしたね。ところでこの黄色い画像は、と・・あるジブリ系雑誌の裏表紙なのですが、その表表紙にはあの人がデモ行進をしています。その話はまた次回にでも・・。
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by ttru_yama | 2011-09-18 05:15 | 本・映画・ドラマ

「コクリコ坂から」-5

f0005116_9153046.jpgこちらは前回と同じ文庫版のカバーなのですが、カバーが2重になっていて現在本屋さんに行くと、駿サンのポスターの絵のカバーで売られているので、ちょっと見には原作本なのか見分けがつきにいところです)

さて、ついでですから原作本とアニメの違いをみてみましょう。二人が出生をさぐる基本ストーリーは同じですが、もうひとつのクラブ部室(カルチェラタン)の存続に関する学校との闘争は、原作では制服の自由化闘争となっています。

ですから、あのカルチェラタンの魔窟はまさに、駿サンごのみの脚色から創造されたものなのです。まあ、制服自由化問題は当時の関心事であったことは間違いないのですが、映画的には魔窟の方がインパクトがあると考えたのでしょう。原作での舞台は港の近くの高台としか描かれていませんが、映画では今も洋風建築の残る1963年の横浜に設定しています。

ということで、かつての桜木町駅の雑踏やクイーンの搭(横浜税関)、氷川丸が画面に映し出されますが、肝心のコクリコ坂は「港の見える丘公園」付近が近いイメージですが、映画ではかなりつづら折りの急坂で、実際私も公園付近には行ってみましたが、きつい坂はあるものの、あのようなつづら坂は架空の坂のようです。

でも、このつづら折りの坂がないと、俊が海を自転車に乗せて駆け下る印象的なシーンは無かったことでしょう。あのシーンは「魔女の宅急便」で、トンボとキキが飛行自転車で坂を下るシーンとともに、ジブリ映画の名シーンとなることでしょう。

そうそうヒロインの名前は、原作では「小松崎海」となっていますが、映画では「松崎海」となっています。私的には「小松崎」の方がよりかわいく思えるのですが、駿サンは違ったのでしょうか。

また映画のコクリコ荘の住人は全て女ばかりですが、原作では男子学生の北斗さん(映画では女子学生)がいて、海の精神的な憧れの人として大きなウェイトを占めています。
またページがつきてしまいました。ではまた次回。
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by ttru_yama | 2011-09-11 07:51 | 本・映画・ドラマ

0910-1109 「20世紀少年」の町-88(大野編-江と佐治氏-15)

f0005116_6512561.jpg(「コクリコ坂」から-6はまた後で) 昨晩の東海テレビ「西川きよしのご縁です」は、300回記念SP第3弾、「愛知・常滑市でお元気さんを探す!」で、常滑南部・坂井地区の「とんかつ さくら」さん、市場地区の「うどんの三角庵(さんかくあん)」さん、大野駅前の「えびせんべいの津多屋」さんが紹介されました。

f0005116_7251610.jpg「さくら」さんは前は通るもののまだ入ってはいませんが、中断している「江と佐治氏」つながりで、まず名鉄大野駅前の津多屋さんです。ここでは今「江と一成」のイラスト入りのえびせんべいが売られています。

ちょうど私の行った時、江のえびせんは1袋になっていたのですが、ちょっと待ってもらえば・・とご主人が言われ、早速製造してもらいました。テレビで紹介されたように、店の奥は家内工場だったんですね。しかし亡くなった先代は、常滑のからくりをイギリス王室(ダイアナ時代)に紹介しに行った代表団だったとは・・。おそるべし大野!!デス。

ついでに「江」関連でいつもの「町の歴史ホリオコシ隊」さんのページに、かわいい「江と一成」のツーショットが掲載されてたので紹介させていただきます。

f0005116_81112.jpgつづいて「三角庵」さんですが、名前の通り道に挟まれた三角地にある創業100年のうどん屋さんです。町の普通の食堂なのですが、ユニークな名前のメニューがいっぱいで、テレビで紹介されたハンバーグ入りの「るんるんラーメン」、アイスクリームが乗った「雪味ラーメン」、黄金鍋(こがねなべ)、黄金餅(おかねもち)、メガカツ丼等があります。

f0005116_814938.jpgで、近くへ行ったとき私がいつも食べるのは、あの「男はつらいよ」の山田洋次監督が、助監督時代に常滑に来たとき食されたという「天とじうどん」です。
また西川さんの相棒だった競艇好きな(横山)やっさんの、常滑でのアマチュアボートレースのイラストもお宝でしたね。(笑)
きよしさんの、その時やっさんがボートレースのために公演をドタキャンして、関係者にお詫びし続けたエピソードもいいお話でした。
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by ttru_yama | 2011-09-10 08:29 | 「20世紀少年」の町

「コクリコ坂から」-4

f0005116_814912.jpgこちらが、映画「コクリコ坂から」の公開にともない角川文庫となった原作本(他にコミックスサイズもあり)の<中カバー、(絵の花がひなげしでないのが気にはなりますが)>です。元々は1980年1月号~8月号まで「なかよし」に佐山哲郎原作、高橋千鶴作画で掲載されたものです。

当初、私は原作本との違いに興味はなかったのですが、どうにも原作での「国際信号旗の描かれ方」が気になったので買ってみたわけです。するとその他にもいろんなことがわかってきました。

映画をまだ見ていない人には、混乱やネタバレもあるので、観る前にあまり余分な知識は要らないと思いますので、(いまのところは、まだいいとは思いますが)以下の参照には気をつけながらご覧ください。

読んでみてまず興味深かったのが、監督・宮崎吾朗氏の解説です。そこには「コクリコ坂から」が、なぜ映画化されたかを知る原点が書かれています。宮崎家には山小屋があり、親族で毎年夏に行ってたそうで、そこに以前従妹が持ち込んだ「なかよし」がずっと置かれており、中学生だった吾朗氏はもとより駿サンも読んでいたようなのです。以下原文引用。

『親父たちが「コクリコ坂から」を原作としてアニメーション映画が作れないか、話していたことは知っていた。そこには若かった頃の鈴木(敏夫)さんや押井(守)さんもいたように思うが、記憶が定かではない。(中略) いいおじさんたちが少女マンガの映画化をめぐって熱く議論していることが、とても酔狂なことに思えた。』

ページが無くなってきたので、まず原作におけるUW旗「安全な航行を祈る」の描かれ方です。行方不明の父へ手向ける旗としては同じですが、ヒロイン海がコクリコ荘の住民と朝礼も兼ねて掲揚する旗は、「ユニオンジャック(英国旗)」なのでした。これには拍子抜けしましたが、すると「UW旗」のアイデアはやはり駿サンのようですね。(あっと、また長くなりそうなのが怖いのですが、つづく。)
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by ttru_yama | 2011-09-03 01:54 | 本・映画・ドラマ