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0910-12 「20世紀少年」の町-14(常滑牛乳-1)

f0005116_22291981.jpgさて、今日は常滑牛乳のふるさと、常滑市北部の丘陵地である矢田(やた)地区にやってきました。子供の頃はあまり気づきもしませんでしたが、大人になってみると「知多(ちた)半島」って、いいところだと思う様になりました。
海に囲まれ温暖な気候で、海の幸が豊富な上に、半島の背骨には丘陵地が拡がり、野菜・葡萄・みかん・花等が作られています。
特に私はこの耕作された丘陵地のうねり続く景色が好きで、そんな丘陵地をドライブなどすると、(時によっては)ほんの一瞬なのですが北海道の富良野・美瑛のミニミニ版に出会え、時には海を臨むこともできるのです。

f0005116_22304552.jpgというわけで、常滑牛乳のふるさとは北隣の知多市と隣接した丘陵地にあり、そんな酪農団地では牛さんにも取材の挨拶をしてきました。常滑の酪農は戦後盛んになって、最盛期は50軒弱の酪農家があったそうですが、現在は3軒程になってしまっているようです。

ところでこの周辺は、かつては三和(みわ)村と呼ばれていました。知多郡の久米村、金山村、矢田村が明治39(1906)年5月に合併し新設されたものです。その知多郡三和村はその後昭和29(1954)年4月、合併で常滑市となり地区名から消えたような感がありますが、現在「三和小学校」「三和東幼稚園」等に名を残しています。実はその三和村とのつながりが、「常滑牛乳」にも見られるのです。(つづく)
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by ttru_yama | 2010-01-30 23:34 | 「20世紀少年」の町

0910-12 「20世紀少年」の町-13(北名古屋市歴史民族資料館-3)

f0005116_17322474.jpg資料館にはメンコやベーゴマ等遊びのコレクションもありますが、こんな(今風にいえば)ディープなコレクションもあります。
それは牛乳ビンのフタのコレクションなのですが、明治・グリコ・雪印と並んで、地元の名糖牛乳・名古屋牛乳の牛乳ビンのフタも混じっています。

私も小学生の頃、牛乳ビンのフタを(栓抜きでは穴が空くので手でめくって)集めたり、チューインガムの包装紙を集めたりしたことがあるので、この気持ちはよく理解できます。ただこのページ「職人と達人」さんの「牛乳キャップコレクション」程、根性がなかったのですぐ放棄しましたが、この方(なんとなく地元の方みたい?)は現在も集めておられるようです。

f0005116_1814732.jpg(と、ここまでそれとなく話を振ってきましたが) とりあえず、「20世紀少年」には、牛乳のことも「フタ集め」の話も出てきません。が・・、次のコーナーで見つけたものが、この木箱の「牛乳(受け)箱」だったです。
そして驚くなかれ、ご覧のようにその牛乳箱には「常滑牛乳」、と書かれていたのでした。(こんな所で「常滑」に出会うとは・・!!)

というわけで、以前にも書きましたが私は知多半島生まれだけれど「常滑出身」では無いので、常滑で牛乳を作っていたなどとは、今回初めて知ったのでした。私が飲み育った牛乳は「知多牛乳」で、現在の「みどり牛乳」だったのでした。ということで 次回は「常滑牛乳」のふるさとを訪ねてみましょう。
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by ttru_yama | 2010-01-23 23:26 | 「20世紀少年」の町

0910-12 「20世紀少年」の町-12(北名古屋市歴史民族資料館-2)

f0005116_22492342.jpg(なかなか「常滑」に戻れませんが、もう少しお待ちください)
さて同資料館にて「20世紀少年」に関連する展示はないかと探していたら、展示本のコーナーに「鉄人28号」の姿を見つけました。
どうやら昭和の人気漫画を紹介したページだったようですが、原作の「鉄人28号」(横山光輝・作)は、漫画月刊誌「少年」(光文社)に1956(昭和31)年から1965(昭和40年)まで掲載され、鉄人が少年探偵「金田正太郎」のリモコン操縦で、悪の組織と闘う冒険物語でした。

同じく「少年」には1952(昭和27)年から1968(昭和43)年まで、「鉄腕アトム」(手塚治虫・作)が掲載されていたようですので、約10年の間この2作は「少年」誌上における、2大人気ロボット漫画だったわけです。1963(昭和38)年からテレビアニメ放映 (「ビルの街にガオー/・・敵にわたすな大事なリモコン・・」でグリコの提供でしたっけ) されたといいますので、ケンヂ達も前回見た白黒テレビにかじりついて見ていたことでしょうね。

f0005116_2248099.jpgついでに見つけた「グリコ鉄人28号ジュース」の写真も載せておきました。(写真下部の「渡辺」は渡辺製菓のジュースの素の一部です) ところで「20世紀少年」との関連でいえば、小学生のケンヂ達が「よげんの書」に想像で書き込んだのが、「悪のそしき」にリモコンで操られる「(鉄人型の)ロボット」(実際に登場したのは、円球型の胴体にキャタピラの足を付けたロボット)なのでした。

f0005116_23432636.jpgところでケンヂの想定したロボットは高さ50mといいいますから、本物の鉄人28号(高さ18m)の2.8倍もの巨大ロボットです。その鉄人ですが昨年10月、神戸出身の原作者・故横山光輝氏ともゆかりのある神戸市長田区の公園に、「震災復興と地域活性化のシンボル」としてその姿が復元されました。

写真はSUNDAY COMICS 「鉄人28号」第5巻(秋田書店)ですが、この「にせもの事件の巻」の中で、金田博士(正太郎の父)と敷島博士によって戦時中から極秘裏に製作されていた鉄人が、米軍の空襲で破壊され、戦後の昭和30年になって完成したとあります。「20世紀少年」にもパロディーで、同名のロボット製作者・敷島博士の名前が登場します。
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by ttru_yama | 2010-01-17 00:24 | 「20世紀少年」の町

0910-12 「20世紀少年」の町-11(北名古屋市歴史民族資料館-1)

f0005116_11111413.jpg江南市の帰り道、気になる建物の事を思い出したので、後日行ってみました。(写真) この建物、6年前の訪問時では「師勝(しかつ)町歴史民族資料館」という名前でしたが、2006年3月西春町と合併し、現在は「北名古屋市歴史民族資料館」(図書館に併設)となっています。

切出し写真でも雰囲気が分かると思いますが、常滑の窯業資料を展示する歴史民族資料館とはうって変わり、ここでは昭和の下町が再現され、暮らしに使われた日常資料(菓子・飲料・玩具・電気製品その他)を展示しています。「オリエンタルカレー」の看板も懐かしいですが、またの機会にして早速「20世紀少年」に関連する展示品を見ていきましょう。

f0005116_12384572.jpg館内には昭和の茶の間の様子が再現されていました。ということで、この部屋を1969(昭和44)年7月21日、日本時間午前11時56分過ぎの、小学生ケンヂの家の茶の間としましょう。

ただし、その時間この部屋にいたのはケンヂではなく、あの鼻水タオルの「ドンキー」こと木戸少年だけでした。宇宙や科学の好きなドンキーでしたが、子だくさんで貧乏な家にはテレビ(白黒)が無く、ケンヂの家に泊まり込んで、一緒にアポロ11号飛行士(左下/LIFE 日本語版表紙/モノクロに加工修正)が月面に降り立つ瞬間を、夜を徹して見ようとしていたのでした。

ところが着陸船の月面到着は早朝6時頃までずれ込み、その後も船外活動まで画面はほとんど変わらず、ケンヂは眠い目で外に遊びに行き、昼近くドンキーだけがアームストロング船長の、「人類の偉大な1歩」を見とどけ、ケンヂ達に知らせに行ったのでした。

f0005116_13414434.jpgというわけで、ドンキーが知らせに来たシーンの展示パネル写真を掲載しましたが、場所は常滑市千代ヶ丘にある、相持院(そうじいん/曹洞宗)の入り口付近で、やきもの散歩道Bコースの途中にあります。
この相持院の石段でドンキーは「僕達も月面に、旗を立てよう!!」、「僕も、絶対月に行くぞー!!」(第1章)と叫ぶのですが、後の工業高校教師のとき、「ともだち」の陰謀により命を落としてしまうのでした。
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by ttru_yama | 2010-01-09 14:21 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-10(江南市・遠藤酒店-5)

f0005116_2285756.jpg(親切な常滑の町の人達に出会え、気持ちよい取材が進んでいます)
さて江南の商店街を歩き、少しお腹も空いてきました。原作の「20世紀少年」では、ケンヂと姪のカンナや大食いのマルオ親子が、ラーメンをすする場面がよく出てくるのですが、ここでは昭和の雰囲気ある焼そば屋さんに入ってみました。
そこでちょっと感動したのは、席に座ると初めから小ぶりのやかんと湯飲みが出てきたことです。その小さなやかんはどの客にも出され、私には何となく「お茶もあるだけ飲んで、ゆっくりしていって」と言ってるように思えたことです。焼そばもしつこすぎずまったりした味がまた懐かしく思え、プチレトロな昭和に浸ることが出来ました。

f0005116_2382375.jpgもうひとつ江南の商店街で見つけたのは、青空にそびえ立つ銭湯の煙突でした。映画でも特に「第3章」では、常滑焼きのレンガ煙突が出てきますが、原作でも銭湯の煙突が何本もそびえる下町風景が描かれています。
この煙突の風呂屋さんはすでに店を閉めていましたので、付近のお風呂屋さんにお願いして、(店の名前等が分からない範囲ということで)お風呂の備品の写真を撮らせて頂きました。

そこで見つけたのは懐かしい「ケロリン」の黄色い湯おけ。(右下)もともと頭痛薬「ケロリン」の販促商品ですが、ネットでみると東急ハンズでも売られているようです。これも昭和のレトログッズということもありますが、私がこだわったのは、「第3章」で活躍するケンヂの仲間で、カエル似の少年「ケロヨン」の名前に近いからでした。(笑)

もう一つ懐かしかったのは、番台に置かれた「牛乳石鹸」(左下)です。懐かしかったなどというと叱られますが、ケロリン桶と同様にこちらも現役商品で、今年(2009年)が創業100周年だそうです。「シャボン玉ホリデー」という番組のスポンサーで、CMが「♪花の香り ゆたかな泡立ち 牛乳石鹸 良い石鹸♪」でしたね。

「20世紀少年」でも、劇中にて敵対する「ともだち」が作ったヴァーチャルアトラクション(ボーナスステージ)で、ケンヂの育った頃の町が再現されましたが、「牛乳石鹸の町」も、懐かしい昭和の雰囲気が楽しいヴァーチャルランドですよ。
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by ttru_yama | 2010-01-01 00:24 | 「20世紀少年」の町