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0910-11 「20世紀少年」の町-9(江南市・遠藤酒店-4)

f0005116_2272378.jpgせっかく江南市古知野まで来たので、少しだけこの商店街の散策をして見ましょう。まず川松酒店さんの右角、コーラ自販機前に何か石碑が置かれています。映画でもコンビニ「キングマート」となった店舗前にしっかり映っていましたが、実際よく見ると「古知野町道路原標」とあります。(左上)
東京(市)の日本橋に出来た「道路原標」は、国道1号(旧東海道)や国道4号(東北道)の起点(終点でもある)として有名で、あと大阪市の「道路原標」である国道1号(旧東海道)や国道2号(山陽道)などの起点も見たことがありますが、こんな町内の一角に「道路原標」が設けられているとは初めて知りました。
調べてみると旧道路法(大正8年)においては、「道路元標ハ各市町村ニ一箇ヲ置ク」というわけで、なかなか由緒正しいもののようです。とにかく今は昭和レトロな商店街も、その頃から交通の要所だった、ということなのでしょう。

f0005116_2314133.jpgそんな商店街のたたずまいを写真に撮っていますと、右手の帽子屋さんと目があったのでした。「どこから来られた?」から始まって、「昔は学生帽なんか置いてあったけど、今は交通安全の黄色い帽子ですね。」などと帽子の変遷等を話したことです。

そうして「昭和の頃はここらもすごい賑わいでね。」などと、映画でも何でも(何かのきっっかけで)人が集まって来てくれることが嬉しそうに話してくれました。実際、商店街の中心部は写真の様に元気そうに思えるのですが、ところどころ仕舞われる店も見かけました。買い物客の共同駐車場なども整備されてるようで、これからもこの昭和の町が存在していって欲しいと思ったことです。
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by ttru_yama | 2009-12-27 23:38 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-8(江南市・遠藤酒店-3)

f0005116_20503861.jpg江南ロケ(2008.5月撮影)掲示板写真には少年時代の子役さんの写真があります。左から、(最初の子はちょっと自信がありませんが)元々のケンヂ達の仲間では無かったけれど、後に「深く関わる」フクベエ、紅一点で柔道道場をしている家の娘ユキジ、いつもストライプTシャツのヨシツネ(後ろ姿)、そして白い帽子は主人公ケンヂです。
ただし、このうちフクベエとユキジが遠藤酒店のシーンで出てくるカットは、映画本編には出てこなかったように思います。

少年時代のケンヂ達が自転車で走り去った場面の後、次にこの遠藤酒店が登場するのは、ケンヂの姉キリコ(黒木瞳)が、キリコを愛する商社マン諸星に別れを告げるシーンです。(第1章) キリコは亡くなった父の代わりに店を継ぐ決意をし、好きだったけれど海外転勤となる諸星のプロポーズを、受け入れることが出来なかったのです。
しかしこのあと、(小さなネタバレあり→) 諸星は「ともだち」の手によって殺され、キリコは心の隙間を狙った「ともだち」との間に娘カンナを宿し、赤ん坊のカンナを家に置いて失踪することになります。

f0005116_22473734.jpgという遠藤酒店の撮影をした堤幸彦監督(名古屋出身)も、ロケ掲示板の写真の中に写っています。(写真中央、金髪サングラスの人)
この後遠藤酒店はコンビニ「キングマート」に改装され、教祖となった「ともだち」に洗脳された若者たちが、赤ん坊のカンナを奪いに来るシーンが撮影されます。

このシーンではコンビニ店長のケンヂと、空港の麻薬検査官となったユキジが、麻薬探知をする愛犬?「ブルー・スリー」と若者集団と相対するカットが撮影されました。この場面は常滑にある中部国際空港「セントレア」のロケシーンからつながってきていますが、その話はいずれまた・・デス。
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by ttru_yama | 2009-12-19 23:34 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-7(江南市・遠藤酒店-2)

f0005116_1965445.jpg(常滑って「世界最古」があるらしいということで、先日現地へ行ってきました。う~む、深いぞ常滑!)
さて話の続きですが実際江南市へ行って見ますと、昭和の雰囲気を残した商店街が駅周辺にはたくさん残っています。
「20世紀少年」のロケ地付近でも、漫画家「故・永島慎二」さんの原作をベースに人気グループ「嵐」が主演した、1963年頃の東京を舞台にした「黄色い涙」(2007)の撮影がありました。写真はその撮影で使われた大衆食堂「さかえや」(元衣料品店を改装)で、持ち主のご厚意でそのまま保存されています。


f0005116_19213495.jpgで、こちらが所在地情報が少なく、やっと探しあてた「川松酒店」さんです。実際営業しておられる酒屋さんですから、看板などを掛け替えての撮影はさぞ、場所を提供する側も撮影する側も大変だったことかと思いました。
こうしてケンヂの生家「遠藤酒店」と、その後ロックシンガーの道をあきらめ、店を継いだケンヂが母親の反対を押し切り、コンビニとして再出発した「キングマート」がこの商店街に出現したわけです。(映画で出てくるすべてのキングマートのシーンが、ここで撮影されたわけではないように思います)

f0005116_19465786.jpg現地の「20世紀少年ロケ・掲示板」にロケ風景写真がありました。右手に白く大きなレフ(反射)板が写っています。実際見比べて見ると外観的には「遠藤酒店」の看板だけでほとんどOKって感じですね。
その後の「常滑」ロケ地でも書く予定ですが、映画(第1章)では鼻水タオルの少年「ドンキー」に追われ、ケンヂ、マルオ、ヨシツネが変速ギア付き自転車で、常滑の「庚申堂」前を疾走するシーンの後に、この「遠藤酒店」の場面に切り替わり、左手からケンヂ達が駆け抜けていきます。
店の前にはこも樽が置かれ、夏のシーンなので右手に日よけのヨシズが置かれていましたね。(つづく)
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by ttru_yama | 2009-12-13 20:18 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-6(江南市・遠藤酒店-1)

このブログでは映画「20世紀少年」のロケが常滑で行われたことから、愛知県知多半島にある「やきものの町・常滑」を、主人公「遠藤ケンヂ(漢字では健児)」や、仲間たちの生まれ育った町として進めて行こうと思っています。そしてそんな設定のもとで、ケンヂが育った(とする)常滑の昔話なんかもはさみながら、町や映画ロケ地を紹介していくのがコンセプトです。(そうはいいながら私は、常滑生まれではないので記事集めには苦労しています)

もちろん映画におけるケンヂや仲間のオッチョ、ヨシツネ、ユキジ達は、設定として新宿区立第三小学校の児童なわけで、ロケ地としてもケンヂ達が野原につくった「秘密基地」なんかは、東京都日野市の空き地だったり、小学校も春日部市の建物だったようです。(参考/「映画『20世紀少年』の撮影日程」HP)

f0005116_0381887.jpgまあ、そういった些細な点は目をつぶればいいかと考えていましたが、ここへ来て(わかってはいたものの)、 一番致命的な問題が出てきました。それは遠藤ケンヂの生家である「遠藤酒店」(写真/ロケ風景掲示写真より)の所在地のことです。

この建物は同じ愛知県内にはあるのですが、残念ながら常滑市ではなく県北部の江南市古知野(こうなんし・こちの) の、新町通商店街にある「川松酒店」さんがモデルとなっているのです。(観光地でもなく迷惑かもしれませんので、行かれる方は各自見つけてくださいね)
というわけで致命的な問題というのは、常滑をケンヂの生まれ育った町として進めたかったのですが、肝心のケンヂの生家のロケは「常滑ではなかった」という、ちょっと痛い事実です。

まあ、そういってしまうと無いものものばかりで、ケンヂの仲間達や、後に世界制服をたくらむ少年時代の「ともだち」がよく出入りしていた駄菓子屋「ジジババ」なんかも常滑ロケではないわけで、その辺りは想像をたくましくして進めることにしましょう。(笑)
でもついこの前知ったのですが、常滑の町にも観光コースからはずれた裏通りに、まだ現役の駄菓子屋さんが存在してるんですよ。

と、何かと言い訳してる内にページが埋まってしまったので、「遠藤酒店」の話はまた次回です。
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by ttru_yama | 2009-12-06 12:00 | 「20世紀少年」の町