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0910-11 「20世紀少年」の町-5(常滑駅)

f0005116_137069.jpg常滑焼きの勉強はまた折に触れてすることにして、焼き物の町「常滑」の玄関口である、名古屋鉄道株式会社/通称「名鉄(めいてつ)」の常滑駅から話をつづけましょう。(余談ですが右の建物「Willセラ」内に観光案内所があり、やきもの散歩道等のパンフレットが置かれています)

常滑駅は名古屋鉄道の前身の1つである、愛知電気鉄道㈱の最初期の路線(現在の常滑線/最近は空港線ともいう)の終着駅(現在の終着駅は中部空港駅)で、大正2(1913)年に当初は貨物駅として開業しました。


f0005116_14583786.jpgということで写真(常滑市民族資料館蔵)は昔の常滑駅の様子ですが、もちろん運んでいた貨物とは、土管や瓶(かめ)等の陶器製品です。土管は数本を縄で縛ってまとめ、瓶は稲藁を緩衝材にして割れないように輸送しました。

この写真がいつごろのもので、また正確な場所がどこかは私には判りませんが、おそらく現在の常滑駅の少し北部周辺の様子で、右手にある製品の集荷場(伊那製陶/現INAX工場付近か?)へは本線から数本の引き込線が延びていて、そこで貨物車に積載していたと聞きました。

f0005116_15391694.jpgで、こちらの写真(同館蔵)は昭和30(1955)年頃の常滑駅です。貨車の中にも緩衝財としての藁がみられます。これからみても常滑駅は常滑焼製品が日本全国に旅立った、始発駅だったわけです。

昭和30年、小学生のケンヂ達の物語が始まるのは昭和44(1969)年のことですから、まだ彼らの生まれる少し前の常滑駅でした。
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by ttru_yama | 2009-11-29 16:24 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-4(常滑焼きの始まり-1)


焼き物の町・常滑が誕生するには、何よりもまず原料となる陶土が必要となります。常滑市史によれば、その陶土の生成は今から600万年~200万年前に存在したという、「東海湖」から始まるといいます。下記のGoogleマップにて、その「東海湖」のエリアを青線でイメージしました。(学術的にはかなり誤差があると思いますので、マップ上の都市の位置と見比べず、あくまで大まかなイメージとして見て下さい。汗;;)
「東海湖」を 「Googleマップ」 で表示

と、こんなイメージのかなり大きなエリアですが、ここへ古い時代の木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)から流れ込んだ礫・砂・粘土が堆積し、窯業の原料として重要な常滑の頁岩(けつがん)粘土層や、瀬戸・多治見付近の陶土層が出来ました。洪積世(200万年~1万年前)に入ると、堆積によって次第に東海湖は消滅し、その後隆起して台地となります。

f0005116_22365471.jpg(ここからは常滑市民族資料館の資料によります) 縄文時代から全国でいわゆる、「縄文式土器」が作られましたが、もちろん常滑においても同じでした。5世紀頃に中国から朝鮮経由で「窯(かま)の技術が伝えられ、これによって「穴窯(あながま)」が築かれ、さらに高温で焼くことができるようになると、硬く焼き締まった須恵器(灰釉陶器)ができたのです。
写真は「平安時代末期、古窯は知多半島全域にあった」と説明をされる、資料館のボランティアガイドさん。
(と頭を使って疲れたので、今日はここまで・・。)
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by ttru_yama | 2009-11-22 22:50 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-3(まだ予告編)

f0005116_2225515.jpg(写真/登窯広場・常滑市展示工房館にて展示中の映画<第1章>のポスター) さて「頭でっかち」になってしまうと、どこから始めていいのかわかりません。(苦笑) 「20世紀少年」関係のHPやブログも見ました。堤映画監督のブログも読みました。(ブログで見るかぎり、監督は謙虚で映画はもちろん、いろんな事に積極的な人物で好感が持てました)
主人公「遠藤ケンヂ」のネーミングのもとになってるロックシンガー「エンケン」さんの事もちょっぴり知りました。また常滑の「やきもの散歩道」界隈ではその後もいろいろ写真を撮り、民族資料館や図書館で常滑の勉強もしてみました。セントレア(中部空港)にも映画の関係で2回行きました。(もう1回行かないと)

そして愛知県内のもう一つの「20世紀少年の町」にも行って来ました。(探すのに苦労した~) 映画「20世紀少年<第1章>終りの始まり」もDVDを借りて観ました。めったにいかない「漫喫」にも2回行って原作も読みました。でもあまりに長い(20世紀少年・22冊+21世紀少年・上下冊)ことと、謎解きのいいところでストーリー展開が変わって次に移るので、正直よくわかりません。
「誰だ、あの覆面の男「ともだち」と、お面の少年の正体は?!」 ストーリーが複雑なので、このシーンの仮面の人物が、別のシーンの人物とは限らないのです。(東宝さんへの要望として1章~最終章まで、顔がわかるように仮面半分だけ隠した人物で撮りなおした「20世紀少年<第4章>解説ネタバレ編」を出して欲しい。(笑)) <最終章>で最終結果はわかるのだけど、途中途中の経過がね・・。(堤監督はもちろん今撮ってる仮面の人物は、誰それと知ってて演技指導や撮影をしてるんだろうけどな~)

f0005116_2362933.jpg「20世紀少年」は、少年時代(1969年)のケンヂが仲間達と原っぱの「秘密基地」で、遊びで書いた「悪の組織が世界制服する」という『よげんの書』を、「ともだち」と呼ばれる新興宗教団体の教祖が実行していくのを、大人になったケンヂ達が阻止するため立ち上がるという物語です。
この物語には「アポロ月面着陸」以後、「大阪万博」、「ボウリングブーム」、「日活ロマンポルノ映画」、「超能力スプーン曲げ」 など、20世紀に至るまで、少年時代のケンジ達が遭遇した、さまざまな出来事がぎっしり詰め込まれています。

というわけで写真は、ケンヂ達の「20世紀少年」時代を知らない読者に、時代を解説する必要があるとして、コミックスと同じ小学館から発行された「20世紀少年探偵団」という本です。(「20世紀少年」の解説ではなく、20世紀の出来事の解説本) 表紙の絵はもちろん浦沢直樹氏が描いており、著者は竹熊健太郎氏です。
この表紙をつかって登場人物の一部を説明しますと、左からマルオ(映画の大人役では石塚英彦)、ケンヂ(同・唐沢寿明)、次は竹熊健太郎氏ですが、ここには本来オッチョ(同・豊川悦司)が来ることでしょう。そして右端がヨシツネ(同・香川照之)です。

上のポスター写真では左から、モンちゃん(宇梶剛士)、紅一点のユキジ(常磐貴子)、マルオ、ケンヂ、フクベエ(佐々木蔵之介)、ヨシツネ、オッチョが出ています。
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by ttru_yama | 2009-11-15 00:48 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-2(始まりの始まり=おことわり)

f0005116_2351925.jpg(写真は10/24-25の「とこなめ窯屋まつり」に合わせ、ロケ地「東窯工業」さんで開催された、撮影場所特別公開イベントでの写真パネル) さて、本編を始めるにあたって、まだまだ事前にやるべきことがあります。(そんなこんなで頭の中は何から初めていいのかパニック状態です)
まずは大事な話ですが、今回のテーマ『常滑の紹介と映画「20世紀少年」とを関連づける』ためには、最低でも話の中心となる常滑ロケ地での撮影風景写真が必要です。(当たり前といえば当たり前な話ですが、ソレってどうする?!)

そういった写真は、たとえば上の掲載写真などのように、イベントの関係者さんが著作者『©1999.2006浦沢直樹スタジオナッツ/小学館 ©2009 映画「20世紀少年」製作委員会』の許可をとったものや、独自で撮影されたもの等、現地案内写真として展示されたものを使わせていただきました。
厳密にいえば私自身も、そういう関係各所に了解を得なければいけないのでしょうが、個人レベルではとてもハードルの高い依頼となりますので、町のイベントで通りすがりに見かけた写真というスタンスで使わせていただくことを、お断りさせて頂きます。(現地の写真の撮影許可はいただいています)

f0005116_1131243.jpg同様な話ですが、右写真(主人公ケンヂがバイクで常滑の町を走る写真) は常滑商工会議所さんが作成した『20世紀少年ロケ地ガイド』パンフレットです。
私は愛知県を路線とする「名鉄(名古屋鉄道株式会社)」のとある駅で、9月にこのパンフレットを見かけ、それ以来遅ればせながら映画「20世紀少年-(最終章)」をスクリーンで観ました。
このパンフレットは、現地の散歩道界隈にも置かれ「20世紀少年」ファンや、たまたま常滑の「やきもの散歩道」を訪れた人にロケ地情報を提供しています。

にわか「20世紀少年」ファンの私も、これが無ければ今回のブログはなかったくらい、よくできたパンフレットでした。パンフレット製作関係者様には、この先の記述でも利用させて頂くつもり(ここからの写真の抜き出し等はしません)ですので、よろしくお願い申し上げます。

・・と、まだまだスタートするには多くの壁がありますので、今回はこの辺で・・。(つづく)
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by ttru_yama | 2009-11-07 02:04 | 「20世紀少年」の町

0910-11 「20世紀少年」の町-1(よこくの書)

f0005116_23173633.jpg(休止中の本題に戻らなければならないのですが、また脱線しようとしています) ところで何から書き始めたらいいんだろ? この10月から、愛知県常滑(とこなめ)市にある「やきもの散歩道」地区に毎週のように通っています。(写真は散歩道の工房「和(なごみ)」さんの2階から覗いている招き猫です)
さて、そのきっかけというのは、人気漫画「20世紀少年」(浦沢直樹氏原作)の、映画版「20世紀少年」(第1章<2008.8.30公開>、<第2章<2009.1.31公開>、最終章<2009.8.29公開>のロケが、この常滑市で撮影されたということでした。

地元テレビの町なか紹介番組ではよくとり上げられる、常滑市の「やきもの散歩道」ですが、その常滑が映画ロケ地になったとなると、(愛知県知多半島で生まれ育った)私の気持ちはちょっと違ってきます。いってみれば、元タレントの宮崎県・東国原知事の言葉を借りるなら、『(このテーマは)どげんかせんといかん!!』ということになるのです。(笑) タイトルは「ケンヂ(主人公の名前)のいた町」にしようとか、いろいろ気ははやるのですが、その前に大きな問題が待ち受けていました。

f0005116_2355322.jpg(写真は映画の小道具として重要な「お面」を、「やきもの散歩道」の風景になじませようと、上の写真に私が合成したもので、現地には存在しません) ところで、その大きな問題というのは、「20世紀少年」という漫画や映画について、私が何の知識も持っていないことでした。
せいぜい映画のCMで何度も流れていた、『「よげんの書」「ケーンヂくん、遊びましょ」(第1章)、「ともだちは神になり、人類は滅亡する」「お前・・、あいつか!?」(第2章)、「そうだよ、僕だよ、僕がともだちだよ」「やめろ! 謝るな、終わっちゃうじゃないか!」(最終章)』 ぐらいなのでした。(情けないかぎり・・ (^^;;)

・・というわけで、これからどういう展開になるのか私にも全く分かっておりません。(単に映画ロケ地だけの話にはしないつもり) また、にわか「20世紀少年」ファン故、とんだ間違いもあるかもしれませんが、その時はよろしくご指導をどうぞ・・。(つづく)
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by ttru_yama | 2009-11-03 01:01 | 「20世紀少年」の町