「ほっ」と。キャンペーン

<   2009年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-17

f0005116_22421536.jpg「ヴィル=ダヴレー、白樺のある池」(1855-1860) ヴィル=ダヴレーには新旧2つの池があり、水門で繋がっていたということですが、この絵はその新池をバックに描いた作品のひとつです。絵の中央には池側に曲がり傾いた白樺の木があり、その白い木肌とともにこの何でもない風景にアクセントをつけています。池の周囲は農園だったようで、右奥には馬がつながれ、白樺の木の脇には農婦と幼な子を配していますが、これもコローが普通に見た情景だったことでしょう。

ところが、(掲載する絵が無いのですが)「緑の岸辺で本を読む女」(1865-1870)では、木にもたれて読書する若い女を描いていますが、この女性は何か絵画的な必要性のため、コローが作為的に描きいれた感じを持ちました。

f0005116_23223329.jpgつぎにこの絵のタイトルは「沼のほとりの柳」(1865頃)といい、パリの北80Km程のボーヴェという地方都市の郊外の風景です。ボーヴェには大聖堂があり、古くから織物産業があり刺繍でも有名なようですが、そんな地でもコローはこうした風景画を描いています。上部の枝を剪定されて細枝の若芽が煙るような柳と、野花を摘む農婦が絵を幻想的にしています。

ここに登場する野花を摘む農婦も、作為的に絵に取り入れた感じがしますが、おそらくこれも「モルトフォンテーヌの想い出」(1864)に登場する娘たちと同様な繋がりを持っていることなのでしょう。絵に配した人物は背景の自然と調和して、絵画の中で物語を進行させていきます。
[PR]
by ttru_yama | 2009-06-29 00:30 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-16

f0005116_2141793.jpg大正3(1914)年12月18日に行われた「東京駅開業祝賀会」の様子です。駅を背景に堂々たる祝賀会の舞台が設営されています。「祝開業」と書かれた塔を左右に配し、中央には入場門となる屋根付きのゲートが築かれ、その梁の中央に掲げられているのは、十六菊の菊花紋章かと思われます。この年は7月に第一時世界大戦が勃発した年でしたが、花火が打ち上げられる中、空にめぐらされた万国旗が風になびき、まさに東京駅開業は国家の一大プロジェクトだったと想像されます。

時は12月、集まった群衆は中折れ帽に羽織袴か洋服にマント、商人は和服に鳥打ち帽といった出立ちで、会場の様子を見に来ています。注目すべきはそんな大人の中に、あるいは手を引かれ、あるいは背中に負われた子供の姿も散見されることです。人々は新聞などで話を聞きつけ、この堂々たる新駅の開業を一目見んとしてやってきたことかと思います。午前9:30分より行われた式典では、時の首相大隈重信が演説を行い、10:30分にはドイツ青島要塞を陥落した神尾司令官の凱旋列車が到着し、開業式に花を添えました。開業式は本開業の20日まで行われたといいます。
[PR]
by ttru_yama | 2009-06-21 23:06 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-15

f0005116_9255968.jpgコローの「ヴィル=ダヴレーのカバスュ邸」です。風景画には珍しい縦長の構図が、カバスュ邸への道のりや奥行き間を捉えています。ヴィル=ダヴレーの地はパリ郊外にある住宅地で、織物商の父は1817年にこの地に別荘を購入しています。
この「カバスュ邸」は、コロー家の別荘である「あずまや」から北に位置する場所にあり、絵は1835年から1840年の長期に渡って描かれました。実際のサイズは35×26.5cmの小品ながらも、道行く乗馬人が背景の瀟洒な館と相まって、穏やかなヴィル=ダヴレーでの様子を、実サイズ以上の拡がりをもって伝えています。

有名なコロー家の別荘の絵である「ヴィル=ダヴレーのあずまや」(1847年)は、残念ながら絵葉書が無かったので紹介できませんが、四本の糸杉に囲まれた円形の建物で、この絵にはコロー自身、そして家族も描かれています。絵は1847年の夏、母親の誕生日に向けて描かれたということで、庭で新聞を読む父、スケッチブックを持って帰宅するコロー、あずまやの前で迎える義兄のセヌゴン氏、その様子を背後の橋の上から眺める母と姉のオクタヴィ・セヌゴンが描かれています。このコロー家の幸せなひとときを描いた絵は、他の絵とともに別荘内に飾られたといいます。

コローはこの別荘にて、あますところなく「ヴィル=ダヴレー」の森や自然を描き続け、やがてそれが「モルトフォンテーヌの想い出」(1864年)に繋がってゆくのです。
[PR]
by ttru_yama | 2009-06-14 10:31 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-14

f0005116_7565436.jpgBS2韓国映画の話は終わりましたので、またまた、今更ながら知った「恥かき話」をしましょう。昨日は思い立って京都へ行ってきました。もちろん3/28日から始まった,ETC「休日割引1000円」システムを利用しました。となれば三河方面からの選択は、高い名古屋高速を利用しない、伊勢湾岸道-新名神-京都東ICになります。大津SAにてナビに行先を最終登録し、準部万端、京都東ICのゲートを通過します。
・・するとETCがこう言うのでした。『料金は1050円です』、「??、えっ、1000円じゃないの?!、何、その50円っていうのは・・消費税?・・。」このことが旅行中も家に帰って来ても、ずっと頭を悩ませていたのでした。

ここまででもう、「お気づき」の人も多いと思いますが、(実は私も聞いてはいたのでしたが)、これが噂の『大都市近郊区間は対象外』というヤツなのです。東京とともに大阪近郊(大津IC~西宮IC間等)も対象外で、別途加算ということなのですが、さあ、ここでまた「加算された50円」が、心にひっかかります。料金表で見ると大津IC-京都東IC間は250円です。大都市近郊区間の休日割引はAM6:00-PM10:00で最大3割引といいますので、250円×0.7→175円??、どこから50円が出てくるのでしょうか。

・・実はこのように計算してはいけないのでした。本来のQ4-高速道路料金の計算方法は、普通車の場合・・
(150円+距離×1kmあたりの料金)×1.05(消費税) ※端数については24捨25入し50円単位で、大津IC-京都東IC間の250円の中にはすでに150円が、ちゃっかり?!含まれているのでした。

ですから、正しい計算方法としては(普通車、大都市近郊区間の場合)・・
3.3Km×29.52円×0.7×1.05=71.6 円、 → 50円単位 & 超過分の24捨25入→50円
となるわけなのでした。これでめでたしめでたし・・よかった。よかった。そういえばこれが気がかりで、あれ?、京都、どこへ行ったっけ。何か竹ヤブの中を、料金のことばかり考えて迷走していた記憶しかありません・・。えっ、それにコローはどうなったか、ですって? 疲れたのでまた次回です。m^^m;;
[PR]
by ttru_yama | 2009-06-07 08:11 | ギャラリー