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080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-12

BS2韓国映画は変わって「僕の、世界の中心は、君だ」です。オリジナルは日本映画「世界の中心で、愛をさけぶ」なのですが、私はこの有名な「セカチュー」を見ていません。言ってしまえばよくある高校生の純愛ストーリーで、そして女の子が不治の病に倒れて亡くなるパターンというのもよくある話です。主人公スホ(チャ・テヒョン)は「猟奇的な彼女」でチョン・ジヒョンに絡まれた弱気な学生を演じていましたが、ここではさらに若い高校生というちょっと無理そうな役柄。(でもそのうち馴れてしまいます。)はっきり言えばあまりもてるってタイプではないのですが、映画では同級生でも男子に人気のスウン(ソン・ヘギョ)に恋人宣言をされ、その後二人は急速に親しくなっていきます。

ところでスホのおじいさんマングムは葬儀屋で、このおじいさんの若い頃の思い出がこの単純な恋愛物語に深みを添えていきます。韓国の葬儀屋なんてめったに見ることはないでしょうが、日本の「おくりびと」よろしく(これもCMを見たぐらいですが)、おじいさんはかつての初恋の人の葬儀に行き、精一杯死装束を整えて天国に送ってやります。韓国では全く顔を隠してしまうんですね。こういうどちらかというと、(本当にはありえないと思いますが) マングムが首にかけた軍隊の認識票を恋人に渡す、などというエピソードのような韓国の知らない世界を見せてくれて新鮮でした。

ヒロインのソン・ヘギョ、2003年の「オール・イン」に出ていたということですが、この2005年の作品ではあまりそのイメージがなく、彼女とは気づきませんでした。(笑)
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f0005116_1325625.jpg続いて東京駅ですが、上が大正3(1914)年12月開業の頃の写真です。駅舎がどんな色合いだったかわかるように、下に昭和59(1984)年12月に発行された、開業70周年記念時の入場券(開業当時の錦絵が描かれている)を付けてみました。
当時は中央正面が皇室専用の玄関で、一般用には右(南側)のドームが乗車口、左(北側)のドームが降車口だったとのことです。この乗降口の分離は昭和23(1948)年まで続いたそうですが、南北のドーム間は結構距離が有りますから、途中で出入りをし直した場合は大変だったことと思いますね。
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by ttru_yama | 2009-05-31 13:25 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-11

「イルマーレ」の続きですが、同じく過去と未来を行き来する「バック・トー・ザフューチャー」のように、なかなかうまく2年間の時空のずれを計算して作られています。ただ観客は1回観ただけでは、映画の進行における時間感覚を、時々頭の中で整理させられる必要に迫られ、その整理がつかない内に映画が進んでしまうと、概念的にはいいのですが、少しもやもや感がつのります。あのシーンとこのシーンの整合性は、あれでいいのだろうかみたいな・・。

「バック・トー・ザフューチャー」にも「未来を変えてはいけない」とか、ある行為により未来が別の次元に分岐してしまうことがあったかと思いますが、やはり最大の謎はウンジュと約束した青年ソンヒョンが、ウンジュに会うときに起きた事件でしたね。これ以上は映画を見ていない人に、はっきりといえない話なのですが、このシーンの展開が頭の中で未消化のままです。(笑)

話がヒロインのチョン・ジヒョンからそれてしまいましたが、この「イルマーレ」ではしっとりした演技でを見せてくれていました。5/29公開作、「ラスト・ブラッド」ではセーラー服姿でのアクションシーンが満載という話ですが、原作が押井守監督のバンパイアアニメの実写版ということで、またまたすごいチョン・ジヒョンの映画となりそうです。もうついていけない(笑)。
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f0005116_22202322.jpgコローの「画家の姪、マリー・ルイーズ・ロール・セヌゴン、未来のフィリベール・ボード夫人の肖像」(1831)です。風景画が有名なコローですが、近親者や画家仲間の肖像も描いています。

コローには姉と何人かの妹がいたようですが、この作品は姉の長女マリー(16歳)を描いたものだそうです。ういういしく盛装したマリーですが、題名どおりすでに許嫁が決まっており、2年後に嫁ぎますが若くして亡くなったようです。

おそらく絵は姉の依頼で描かれたものと思いますが、姉には7人の子供がいてコローは少なくとも3人の娘の肖像を描いています。それらはもちろん金銭のためでなく、家族の慈しみをもって描かれました。コローはこの亡くなったマリーを偲んで22才のマリーの肖像画も残しています。
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by ttru_yama | 2009-05-24 09:50 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-10

一週間(いや10日間か)のご無沙汰でした。またBS2の韓国映画の続きから始まります。パソコンではブログの他にもホームページ記事を整理するやらで、前回に戻るためには現在の資料を片づけて、BS2番組資料に戻し、話がどこまでいったか思い起こさないといけません。いや、そういう前にまずヤル気を起こさねばなりませんね。いや、ヤル気はあるのですが(睡魔とか雑用とか、見たいTVを振り切る)根性がありません。(笑) というわけで、チョン・ジヒョンの話が続いていますが、この人「イルマーレ(=海、/映画では「海の家」の意)」にも出ていたんですね。もう数年前に放送されていて、その時はチョン・ジヒョンの名前も知らず、かなり記憶が曖昧ですが、ネットとYouTubeの情報で再構成するとこんな話でした。

海辺の借家に住んでいた娘ウンジュ(チョン・ジヒョン)はその家を出る時、ポストに次の居住者へ「自分宛の手紙が届いたら転送して欲しい」と手紙を残します。でもなぜかその手紙は時空を越え、自分より2年も前の時代に遡ってそこに住んでいた青年、ソンヒョン(イ・ジョンジェ)の家の前に立つ同じポストに届くのでした。それ以来ウンジュとソンヒョンは、ポストへ投函する手紙を通じて文通することとなり、互いに心惹かれていきます。ウンジュは自分が出て空き家になっている家のポストに手紙を入れ、ソンヒョンは今住んでいる家のポストで手紙を受け取るのです。2年間の時空を隔てた二人は会うこともできません。ウンジュが手紙を出す時、受け取るのは2年前の彼なのですから。

手紙に記載されたウンジュのある日の行動を知ったソンヒョンは、ウンジュに会うため駅のホームで彼女を待ち、二人は顔をあわすことになるのですが、彼女は自分の前に立つ男が誰なのか解らず、けげんそうな顔つきで彼を見つめ立ち去ります。その時のウンジュはまだ彼の存在を知らない、2年前のウンジュだったからなのです。(つづく)
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で、コローの話に移りますが、思い起こすのに時間がかかりますので、
それはまた次回ということで・・。m(^^)m
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by ttru_yama | 2009-05-16 21:04 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-9

(高速道路の大渋滞を耐えに耐え、ETCゲートで「料金は1000円です」の天使の声を聞いたあとは、ブログ再開です。)
BS2の韓国映画、「僕の彼女を紹介します」の続きですが、あの男勝りのハチャメチャ役は、2001年の「猟奇的な彼女」から始まっていたんですね。私は映画も日本でドラマ化になったものも見ていませんが、気になったので原作の方をほんの少し読んで見ました。映画自体も韓国で絶大なヒットとなりましたが、なんとこの原作は携帯小説だったことを今更知りました。内容はかなり違いますが、日本でいえば「電車男」の映画化みたいなものだったわけです。そういえば小説「猟奇的な彼女」の方も、冒頭のシーンで『電車』でみた彼女の異様な行動に主人公の「僕」が、どんどん巻き込まれていきますね。

「猟奇的」というとセンセーショナルですが、「You Tube」で見た原題、「猟奇的な彼女(My Sassy Girl) ~I Believe~ 」からすると、「生意気な」くらいの意味となります。でも年下なのにタメ口で、本気で男をぶつしホントに生意気なのですが、(ヒットするということは)カッコイイ女には韓国人(日本人)も弱いんでしょうかね?現実問題は別としてちょっとハマリそうで怖いのですが、でも後半になっていくにしたがって、彼女は「普通の女」になっていきますので「安心」です。(笑) このパターンは「僕の彼女を紹介します」でも同じですね。こんなところも受けているんでしょう。
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では、東京駅の話に戻ります。(どこまで、いったっけ?) さて、かくして大正元年=明治45(1912)年4月1日、東京駅のモデルとされた万世橋駅が完成すると次は東京駅です。
f0005116_11181147.jpgというわけで上が辰野金吾設計による第1案、下が明治44(1911)年の建物展覧図になります。確かに戦時中被災して修復された今の東京駅よりその威圧感が違いますね。
(映画の記事のほうが、本文より長いですね(笑))
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by ttru_yama | 2009-05-06 11:30 | ギャラリー