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080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-8

BS2の韓国映画の続きです。
「僕の彼女を紹介します」・・ヒロインは先に紹介した「デイジー」のチョン・ジヒョン。刑事と殺し屋の愛の狭間でゆれる演技をした彼女ですが、この映画では何と男勝りの女性警官ギョンジンを演じます。正義感に燃える彼女は非番の日でも事件となれば、泥棒逮捕に立ち向かうのですが、とんだ思い込みで高校教師のミョンウを誤認逮捕してしまいます。この事件をきっかけに二人は恋人同士となるのですが、最後には悲しい結末が待っています。それがオープニングの、彼女が飛び降り自殺するシーンの謎に関連して行きます。
この映画の最大の魅力は、何といっても彼女のハチャメチャでゴーイング・マイ・ウェイ的な性格が、彼女のキリッとした容姿と相まって、なんともいえないかっこよさをもたらすからでしょう。すごい美人というほどでも無いけれど、警官の制服姿の彼女はビシッと決まっています。(まだ長引きそうなので今回はここまで)
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さて、前回とばしてしまったので、コローの話に戻るのが筋なのですが、こういう美術関係といいますかフランス人の名前が出てくる本やHPを参考に記事を書いていると、以前から気になっていたことがあったのです。それは例えばコローでいえば「ジャン=バティスト・カミーユ・コロー」という名前です。今更ながら自分の無知ぶりをさらけ出す話なのですが、これまで私はあまり深く考えず人様が言われる「ジャン=バティスト・カミーユ・コロー」等という記述をしてきました。

何が気になるかと言いますと、名前の中に「=」と「・」が混じって入っていますね。いったい「=」と「・」の違いって何だって? という話です。いろいろ検索してみますと、どうも以下のようなことでしたが、まず図録にある原語のコローの名前を見てみましょう。「ジャン=バティスト・カミーユ・コロー」は「Jean-baptiste Cammille Corot」と書かれています。フランス語独自の子音のサイレントの話は置いておきまして、どこにも「=」と「・」が出てきません。要するに日本語に直す時に(おそらく読みやすさの点と思いますが)置き換えが行われているのです。

先に簡単な方の「・」(点、または「中黒」というそうです)ですが、明らかにスペースの代わりになっています。確かに一人の人名としてミドルネームを含めて、姓と名前をつないでいることが分かって読みやすいことです。さて、問題は「ジャン=バティスト」の「=」です。この記号は半角ピッチで、「ダブルハイフン」と言うそうですが、時に全角のイコール「=」で代用されたり、それゆえ間違って読まれたりする場合もあるそうです。

確かに原語の方(Jean-baptiste)は、「- 」(ハイフン)ですのでそれからすると正しい記号(=)の読みかたは「ダブルハイフン」なのでしょう。ハイフンは名前を連結します(英文などでよく行の変わり目で使われています)ので、「ジャン=バティスト」と連結したのがファースト名なのでした。それなら日本語でも「ジャン-バティスト」でもいいような気もしますが、「ー」(長音)と間違われやすいためかは知りませんが、「ジャン=バティスト」と一般的に表示されています。また連結した一つの名前なので「ジャン・バティスト」と繋がりを切った形では書けないのです。

ところで「ジャン=バティスト」の例は名前のほうでしたが、姓に「=」が使われる場合もあります。「星の王子さま」で有名な「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ (Antoine de Saint-Exupry)」がその例です。いまさらながら「サン」と「テグジュペリ」を切り離ず、これがファミリーネームということを意識して「サン=テグジュペリ」と呼ばないといけませんね。(汗;;;)
ということでこんなことで疲れましたので、コローの話はまた次の次です。(←オイ、オイ)
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by ttru_yama | 2009-04-29 11:49 | ギャラリー

080720 東京駅と「コロー 光と追憶の変奏曲」展-7

f0005116_8191348.jpg東京駅は大正3(1914)年12月20に開業するのですが、そのプロトモデルといわれた駅が明治45(1912)年4月1日に開業します。現在の秋葉原駅の300m程南西にあった万世橋(まんせいばし)駅で、設計はこののち東京駅も手がけた辰野金吾でした。
写真は大正12(1923)年の関東大震災の被害にあった当時の様子ですが、この駅舎写真でもわかるようにバルツァーが東京駅を和洋折衷のデザインにしたのに対し、辰野金吾はあくまで西洋式な外観にこだわりました。

余談ですがこの万世橋駅前の広場には、写真にも見えるように日露戦争の英雄としてたたえられた、広瀬中佐と杉野上等兵曹の銅像がありました。日露戦争の際、極東のロシア艦隊の一大基地であった旅順港を封鎖する作戦で、広瀬中佐の隊は閉塞船福井丸を旅順港入り口に沈める任務を負っていました。

船を爆破する前に福井丸は敵の魚雷を受け沈没が始まりますが、ボートで脱出する際に杉野兵曹が行方不明と分かり、広瀬中佐は三度船内を捜索しますがみつかりません。そして捜索をあきらめ帰還する広瀬中佐は、敵の砲弾により亡くなるのです。この話は尋常小学唱歌となり、広瀬中佐の「杉野は何処(いずこ)」という言葉と共に、美談として語り継がれました。
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なかなかブログが進みませんね。もっと休みをくれ~。(笑) 別件の取材で大阪にに行ったり、資料の整理でまた本箱を組み足したり、先週はBS2の「韓流ラブストーリー特集」で映画が続いたのも進まなかった要因です。ひさしぶりに見た韓国の青春映画どれも面白くてためになりました。そこで今日は「コロー」を中断して映画の話デス。

「B型の彼氏」・・韓国でも血液型うらないというのがあるんだ。ヒロインのハミ(ハン・ジニ)はA型で、自己中心的なB型のヨンビン(イ・ドンゴン)相性は悪いのに惹かれて行くが、ヨンビンはいっこうにマイペース。生活はハデで次々と女を変えるタイプ。カードローンの催促も毎日で、ハミのカードも使われてしまう。韓国でもカード破産寸前の若者がいるってことを知りました。

「デイジー」・・丸ごと海外(オランダ)ロケ作品。オランダの牧歌的な草原の風景と、都会でのインターポールと殺し屋組織との銃撃戦の対立した組み合わせも面白い。祖父と暮らす絵描きのヘヨン(チョン・ジヒョン)には見知らぬ人物からデイジーがいつも贈られてきます。最初は麻薬組織を追う韓国刑事との恋愛が、殺しを請け負う韓国の狙撃屋と付き合うことで、話が複雑になっていきます。刑事と狙撃屋のヘヨンをはさんだ奇妙な友情もありましたね。
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by ttru_yama | 2009-04-12 10:40 | ギャラリー