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071208 フェルメール「牛乳を注ぐ女」への道-9

f0005116_22341916.jpgニコラース・ファン・デル・ヴァーイ(1855-1936)の「アムステルダムの孤児院の少女」(1900頃)です。ごらんの通り実物もきれいな絵で、現地でもひと際明るく輝きを放っていました。ただタイトルにあるように「孤児院の少女」を描いているわけで、これは個人的な偏見だったのですが、清楚な少女とその制服の赤と白のコントラストも相まって、見た目にもきれいな絵でしたが、これは孤児院という場には似つかわしくない絵だなと、その場では思いこんでいたのです。でもタイトルに「孤児」という文字が出て来なければとてもいい絵だと思いました。

図録の解説によれば、孤児を描いた作品は19世紀オランダにおいて、人気のあった主題だったようです。つまり私が思っていたイメージと同様に、いわゆる孤児の悲しみの表情を描いた作品が主流だったといいます。でもこの作品で示したようにニコラース・ヴァーイは、そういった鑑賞者の偏見染みた視点とは一線を画した彼独自の美術的次元でこの絵を描いているようです。

そこにあるのはひたすらに本を読む少女の姿と、周囲の静寂感です。背景には散乱した本が描かれており、ひょっとすると少女はその本の片づけをしている時、一冊の本を手にとって見入ってしまったのかもしれません。残念ながらニコラース・ヴァーイの作品は日本ではほとんど見られません。海外のページにその作品が少し掲載されています。見たところ女性の立像が多いようですが、何となく彼の作品の傾向や指向性が感じられます。
あと、なんでもかんでもフェルメールに関連させていけないのですが、横からとらえた本を読む姿が「青衣の女」(アムステルダム国立美術館)の手紙を読むポーズに似ていますね。
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by ttru_yama | 2008-03-23 00:04 | ギャラリー

080308 北斎展のユリカ割引

f0005116_955952.jpgここのところずっと土日は仕事日なのでした。仕事は忙しい、会社のシケン勉強もしないといけない、休みはナイ、と精神衛生上よくない毎日です。でも「忙中閑あり」といいますか、午後の仕事の前に名古屋市美術館で開催されている「北斎展」(2008.02.09-03.23)へ行って来ました。何といっても今回の目玉は、フランス国立図書館とオランダ国立民族学博物館から里帰りした肉筆画でしょう。

でも今日の話はそういう内容のことではなく、今更ながら知った遅ればせな割引情報です。チケットセンターなどでは先行して買う割引券を売っていますし、本屋さんに入場割引カードが置かれたりすることがあります。でも、そんなものなくても大丈夫、この名古屋市の運営する施設には、特有の割引システムがあったのです。今更ですが入館チケット売り場の列に並んでいて、ふと目についたのがユリカ割引の項目です。

ユリカ(写真下、古い!)というのは名古屋市交通局が発行している、市バス・地下鉄の先払いカードです。なんとこのカードの当日利用で、名古屋市の関係施設の『特別展』割引(今回は100円)が受けられます。まあこの特別展というのが、どういった場合なのかがよくわからないのが悩みではありますが・・。ダメモトで出してみましょう。(笑)

もうひとつ、日曜仕事の「余祿?」としては「名古屋国際女子マラソン」(2008.03.09)で走る、「Qちゃん」こと高橋尚子選手の走る姿を、偶然居合わせた交差点で観る事が出来ました。トップ集団から遅れ単独で完走のみを目指して走る姿に、観客からは「北京(オリンピック出場)はだめだな」という声が聞かれましたが、皆シドニー五輪の金メダリストに『ガンバレー』と精一杯応援していました。
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by ttru_yama | 2008-03-15 09:56 | ギャラリー

071208 フェルメール「牛乳を注ぐ女」への道-8

f0005116_22125289.jpg写真は『19世紀後半のリアリズムの風俗画』コーナーの「小さなお針子」(ヨーゼフ・イスラエルス:1824-1911)です。この画家の作品を見るのは初めてでしたが、ネット上で見られる彼の作品をみてゆくと、純朴で清貧な生活をおくる下層階級の人々が、イスラエルス作品の主題のようです。

今回の展示にはもう一つ「お針子」という、構図が左右逆転しているような同じ画家による作品が出ていますが、そちらは明るめのラフなタッチの水彩作品です。同一画家の作品ではあるものの、受け取る印象はかなり異なっています。「小さなお針子」の方は精緻な油彩で、左窓からあたる光線がまるで聖なる光であるかのように、気高く少女の顔、縫い物をする手、そして布地を照らしています。

そして 窓際に置かれた花が、さらにこの聖なる仕事に崇高さを与えているように思えます。図録の解説にもありましたが、この絵の中に出てくる右壁の絵タイルや足温器は、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の絵にも関係する共通アイテムです。
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by ttru_yama | 2008-03-07 23:06 | ギャラリー

080301 スーちゃんが呼ぶから

f0005116_2236899.jpg寿がきや」のスーちゃん(写真参照)が3/1、2は「桃のキャンペーン(半額セール)」だよって呼ぶから、今日お昼に出かけてみました。「寿がきや」さんは名古屋発祥の「甘党とラーメンの店」で、チェーンストア店舗によくはいっています。買い物ついでに食べる白湯スープのラーメン(通常280)は、地元では(たぶん)食べたことの無い人が珍しいほどの地域ブランド商品です。商品キャラクターはその白湯スープからとった「スーちゃん」で、これまた名古屋が産んだ名物キャラ「ナナちゃん人形」と同じくらい有名です。

f0005116_23548.jpg私自身はめちゃめちゃ好き、というほどでもない地味なファンですが、いつ頃だったか追加されたメニューの「五目ごはん」(この味つけは好き)と一緒に時々食べています。さて昼の12時を避け1時に行った所この混雑ぶりでした。並ぶのに27分待ちましたが、並んだ後に抜ける人は誰もいず、その後も行列は途絶えることがありません。
それはたぶん・・

f0005116_23171181.jpg写真のように店頭のメニュー看板を、全て「半額」表示に入れ代えた「店の気合」に押されたものかと思います。そして注文を受け取る人のトレイに、今日はやたらデザートが載っているのです。「甘党とラーメンの店」とあるように、「寿がきや」さんではラーメンの他に、ソフトクリームやクリームぜんざいを販売していて、ラーメンの後に甘味をいただく人もあるのですが、甘味の注文率が今日は異常に多い気がしました。ただ私自身は今まで一度もこの店で、甘味物を食べた事はありませんでした。それは「女子中高生じゃないんだから・・」という気持ちが働いていたのと、「ラーメンを食べた後の舌で、はたして甘味物がおいしく食べられるのか?」という気持ちがじゃまをしていたからです。


f0005116_23382049.jpgで、今回は半額セールということもあって、五目ごはんとカフェデザート(シリアルの入ったアイスクリームの上に、カフェゼリーとさくらんぼが載っているもの)のセット(通常280)を注文してみました。ところでいつも気になっていたのですが、なぜラーメン店でソフトクリームを売ってるのかを店のホームページをみますと、もともとが1946年(昭和21) 名古屋・栄に甘党の店を出したのが、「寿がきや」さんの出発点だとわかりました。さて注文して待つことさらに(今日は)10分。いつものラーメンと五目ごはんを頂いた後の初デザートは、・・、??、--、・・イヤ普通においしかったデス。デザートの途中、甘くなった舌をラーメンスープで引き締めたりなんかして・・。(笑)
かくして「寿がきや」さんでの食事時間は、(並んでから)51分を要したのでした。
デザートまでのフルコースメニューなら、最低このくらいかけなくっちゃね。(通常価格560円が半額の安さと、デザートに満足した余裕かな?!)
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by ttru_yama | 2008-03-01 23:16 | 食べ物