2008年 02月 24日 ( 1 )

071208 フェルメール「牛乳を注ぐ女」への道-7

フェルメールの続きですが、ギャラリーでは本来なら次に「牛乳を注ぐ女」のコーナーにいくのですが、もったいぶって先へ進みます。混み合う「牛乳を注ぐ女」のコーナーを抜けると、工芸品/フェルメールと音楽のコーナーがあります。ここには「牛乳を注ぐ女」にも出てくるデルフト焼き、花瓶、タイル、鉢、燭台、杯などの工芸品とともに、フェルメールの絵の中に登場する楽器が展示されていました。リュート、リコーダー、ヴァージナルなどが登場した作品の説明とともに1コーナー陣取っているのは圧巻です。学校法人・上野学園のコレクションだそうですが、よくこれだけ集めてきたものでニクイ演出です。

といった展示の後に、版画と素描のコーナーがあります。いろんなシーンが描かれた当時の風俗絵で、見ていてもとても楽しいのですが、残念ながらポストカードが販売されていません。というより今回は異常にポストカードの種類が少ないのです。
f0005116_1748127.jpgというわけで次は「偉大なる17世紀の継承と模倣」のコーナーに入ります。ここは18世紀から19世紀初頭の作品になります。画像は「ペンを削る男」(ヤン・エーケルス2世、1759-1793)で、原題では「A writer trimming his pen」になっていますので、彼は「作家」でこれから物語を書き始めるため、羽ペンを研いでいるところなのでしょう。ところでこの作品が取り沙汰されるのは、フェルメール作品との類似性にあるようです。正に「継承と模倣」をこの作品に見ることは、作品の類似性が単なる偶然によるものだったかも知れませんが、それをさしおいても面白い見方です。

確かに左側の窓、背景の壁、そして壁にかかった額(この絵では鏡)、いってみればフェルメールの構図です。この絵は初めて見たのですが、やはり「あれっ、フェルメールの作品にこんなのがあったっけ?」と思ってしまいました。
[PR]
by ttru_yama | 2008-02-24 15:11 | ギャラリー