080913 グーグーだって猫である-大島弓子の世界-5

f0005116_21515526.jpg井の頭公園入り口付近、ある店のたたずまいに、「あれっ?!」と思いました。映画の中でこの店は打ち上げか何かで、大島サンこと麻子他アシスタント森三中の面々が、焼きとりを囲み、おおいに盛り上がっていた場所ではないですか。その名は「いせや公園店」。焼きとり、ツクネ、タン、ネギ何でも80円の安さです。日曜日の15:45分、それでもお店は満席で席待ちのグループもチラホラです。


f0005116_2221462.jpg いえ、それだけではありません。買い物主婦が店頭で焼いてる傍から買っていく、サトウのメンチに引けを取らない活気良さです。(吉祥寺、恐るべし!!) 大島サンの漫画に焼きとり屋さんは出て来ないのですが、座敷に座っての打ち上げパーティなんか実際アリなんでしょうか。いちおう映画ではのれんをくぐった左側の座敷が映っていましたね。


f0005116_2251864.jpgいせやさんから公園の入り口(○印)にやってきました。写真が井の頭公園の全体像ですが、正式には宮内省から下賜されたので井の頭恩賜公園(大正6年開園)といいます。
公園内には井の頭池がありボート遊びも出来ますが、この池は湧水で井の頭とは「上水道の水源」、「このうえなくうまい水を出す井戸」の二説からきています。またかつて七つの湧水口があったので七井の池とも呼ばれ、池の中央部にかかる橋は七井橋という名がついています。(大島サンもサバシリーズ「サバの夏が来た」、「大きな耳と長いしっぽ」で「七井の池」と書いています)
公園敷地はほとんど武蔵野市ですが、敷地の右上部(西園)は三鷹市に属し、テニスコートや三鷹の森ジブリ美術館があります。漫画にも映画にも登場する象の「ハナコさん」は、右下部の井の頭自然文化園(本園)の動物園にいます。

f0005116_9533872.jpg池の周囲には桜の木が350本ほど植えられ、大勢の花見客で賑わいますが、漫画サバシリーズ「すばらしき昼食」にも描かれています。その日はサバの避妊手術があった日で、公園にはなぜか奇跡的に人が途絶えていて、大島サンは桜の花吹雪の中をサバへの罪の意識にかられながら歩いたのでした。
公園内にはソロ(カバノキ科落葉高木、別名アカシデ)、クヌギ、ナラ他の雑木林が拡がり、武蔵野の面影を残しています。また水源であったことから、縄文時代の「井の頭池遺跡群」が地下に眠っており、サバシリーズ「サバの秋の夜長」「すばらしき昼食」にも、大島サンのマンションから見た古代土器の採掘風景や、御殿山の石器の話が出てきます。(もう少し続きます)
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by ttru_yama | 2008-10-05 11:56 | 大島弓子
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