080523 レトロ豊橋の風景展-2

f0005116_058864.jpg地図は昭和6(1931)年発行の豊橋市勢要覧への掲載図(風景展リーフレットより)で、市街区域がピンクと黄色で表示されています。上部の水色の湾曲が豊川で、そのUの字下部に吉田城(緑色部)があります。この城跡こは明治19(1886)年より歩兵第十八連隊が設営されました。左上からの斜め線が東海道本線で、豊橋駅は明治21(1888)9月、市の西部に開業しました。東海道本線は市街区域を抜け南東へ向かいますが、その下辺りが渥美郡高師村(現豊橋市)で明治39(1906)年に第十五師団が設置されました。

f0005116_1505412.jpgちなみに第十五師団の司令部の庁舎は戦後の昭和22(1947)年より愛知大学の本館として使われました。
このように豊橋市は師団を受け入れたことで、軍都として発展した側面ももっています。そういえば2006年4月からNHKの朝ドラで放映された、「純情きらり」でも達彦が入営したのが豊橋の連隊で、ロケなんかも大学キャンパスで撮影されましたね。

f0005116_2142159.jpg写真は「レトロ豊橋の風景展」パンフレット表紙にある豊橋駅前風景です。記事からすると女学生が向かっているのは、大正5(1916)年に完成した2代目駅舎で、横断している線路は駅前まで延長していた頃の渥美線(現豊橋鉄道渥美線)なのだそうです。

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ところで昭和2(1927)年11月、愛知県において陸軍特別大演習が行われました。演習後には昭和天皇の行幸があり、豊橋地区には11月21日、岡崎経由で到着しました。天皇は歩兵第十八連隊等の主要部隊を視察後、岩屋観音のある山頂に登攀し日程を終えます。写真(風景展リーフレットより)はその登攀道途中のものですが、今回の展示会場である市街から離れた、二川宿にもほど近い岩屋まで来て登攀したということは、付近に手頃な山がなかったからなのでしょう。東海道本線の二川駅付近から岩屋観音を眺めることが出来ますが、この山に登頂の記念碑があることは初めて知りました。なお当時あった観音像は戦時供出され、昭和25年再建されたものだといいます。たまには地元の歴史の勉強もいいものです。(疲れたけど・・ね)
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by ttru_yama | 2008-06-01 03:43 | お出かけ
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