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0910-1104 「20世紀少年」の町-69(番外編-リニア・鉄道館オープン)

0910-1104 「20世紀少年」の町-69(番外編-リニア・鉄道館オープン)_f0005116_21371997.jpg平成23年3月14日(月曜日)、JR東海「リニア・鉄道館」が名古屋市港区金城ふ頭にオープンし、その翌日に訪問することができました。名古屋駅から「あおなみ線」に乗り、最終の「金城ふ頭」駅手前左手に、その建物が見えてきます。

建物の手前にある屋外展示電車は、東海ライナーとして走っていた117系で、この車内で弁当を拡げることもできます。

0910-1104 「20世紀少年」の町-69(番外編-リニア・鉄道館オープン)_f0005116_2216567.jpg10時開館の10分前から並びました。初日(月曜日)入館者数は3400人で開館を30分繰り上げたそうですが、本日はそれほどの行列でもなかったようです。それでも入館後も、人出はどんどん増えていました。(ちなみに通常の火曜日は休館日です)

それでまず通されるのが、シンボル展示室。(写真上) 全体が薄暗い部屋の中で、照明を浴びている車両3両は、SLのC6217、300X、リニア・MLX01-1で、それぞれのランクでの世界最高速度のタイトルホルダーです。< SL/129KM/H、300X/443KM/H、リニア/581KM/H >

0910-1104 「20世紀少年」の町-69(番外編-リニア・鉄道館オープン)_f0005116_2381199.jpg中でもSLは「C6217号機」といい、引退後はJRより名古屋市の東山動植物園に貸し出され、静態保存されていたもので、昭和29(1954)年12月15日、木曽川橋梁の強度試験でその最高速をマークしたものです。

で、たまたま今日(4/2)、久しぶりに長浜鉄道文化館(滋賀県)に行きましたら、弟分の「C6218号機」が、名古屋-大阪間の特急つばめを牽引する映像をビデオで映していたので、そのDVD「つばめを動かす人たち」(1954=S29制作、㈱日映科学映画製作所)を思わず買ってしまったわけです。

当時、東海道線は全線電化されておらず、東京-名古屋間はEF58が受け持ち、名古屋-大阪間を「C62」が牽引していたわけです。ビデオは機関庫での朝の整備風景から始まり、東京9:00-17:00(8時間)の大阪到着後、車庫で整備を終わるまでを描いています。(ちなみに映像内での名古屋着は14:00です)

ドキュメンタリー記録風なのですが、随所にニクイ演出が散りばめられていて、踏み切りでの衝突回避シーンや、運転士と女性乗務員「つばめガール」とのふれあいを描いたりしているほか、沿線の風景等、手を振る子供たち、つばめ同士のすれ違いシーン等、見どころいっぱいです。楽器の町・浜松の駅には「ハーモニカ」の売り子がいたり、列車で電報が受け取れたりするシーン等、実音声と映像だけで分からせるため、一切ナレーションはないのだけれど、それがいっそうこの映像をドキュメンタリータッチにしています。(この映画の音楽は「ゴジラ」の映画音楽担当の人だとか)
by ttru_yama | 2011-04-03 00:10 | 「20世紀少年」の町
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