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0910-12 「20世紀少年」の町-11(北名古屋市歴史民族資料館-1)

0910-12 「20世紀少年」の町-11(北名古屋市歴史民族資料館-1)_f0005116_11111413.jpg江南市の帰り道、気になる建物の事を思い出したので、後日行ってみました。(写真) この建物、6年前の訪問時では「師勝(しかつ)町歴史民族資料館」という名前でしたが、2006年3月西春町と合併し、現在は「北名古屋市歴史民族資料館」(図書館に併設)となっています。

切出し写真でも雰囲気が分かると思いますが、常滑の窯業資料を展示する歴史民族資料館とはうって変わり、ここでは昭和の下町が再現され、暮らしに使われた日常資料(菓子・飲料・玩具・電気製品その他)を展示しています。「オリエンタルカレー」の看板も懐かしいですが、またの機会にして早速「20世紀少年」に関連する展示品を見ていきましょう。

0910-12 「20世紀少年」の町-11(北名古屋市歴史民族資料館-1)_f0005116_12384572.jpg館内には昭和の茶の間の様子が再現されていました。ということで、この部屋を1969(昭和44)年7月21日、日本時間午前11時56分過ぎの、小学生ケンヂの家の茶の間としましょう。

ただし、その時間この部屋にいたのはケンヂではなく、あの鼻水タオルの「ドンキー」こと木戸少年だけでした。宇宙や科学の好きなドンキーでしたが、子だくさんで貧乏な家にはテレビ(白黒)が無く、ケンヂの家に泊まり込んで、一緒にアポロ11号飛行士(左下/LIFE 日本語版表紙/モノクロに加工修正)が月面に降り立つ瞬間を、夜を徹して見ようとしていたのでした。

ところが着陸船の月面到着は早朝6時頃までずれ込み、その後も船外活動まで画面はほとんど変わらず、ケンヂは眠い目で外に遊びに行き、昼近くドンキーだけがアームストロング船長の、「人類の偉大な1歩」を見とどけ、ケンヂ達に知らせに行ったのでした。

0910-12 「20世紀少年」の町-11(北名古屋市歴史民族資料館-1)_f0005116_13414434.jpgというわけで、ドンキーが知らせに来たシーンの展示パネル写真を掲載しましたが、場所は常滑市千代ヶ丘にある、相持院(そうじいん/曹洞宗)の入り口付近で、やきもの散歩道Bコースの途中にあります。
この相持院の石段でドンキーは「僕達も月面に、旗を立てよう!!」、「僕も、絶対月に行くぞー!!」(第1章)と叫ぶのですが、後の工業高校教師のとき、「ともだち」の陰謀により命を落としてしまうのでした。
by ttru_yama | 2010-01-09 14:21 | 「20世紀少年」の町
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